インフルエンザＨ１Ｎ１が、流行してきています

２００９年に大流行した新型インフルエンザが、インフルエンザＨ１Ｎ１と名前を変えて、５年ぶりに大流行しそうな勢いです。

５年前と状況が異なるのが、５年前は新型１種類だけが流行したのに対して、今年はA香港型とB型の３種類が同時に増えてきている点と、タミフルが効きにくいインフルエンザＨ１Ｎ１が登場している点です。

ただし現在のところ、タミフル耐性のインフルエンザの広がりは限定的であり、過剰な心配は必要ないようです。

また年令や症状に応じて、タミフル以外の吸入薬の、リレンザやイナビルの処方も可能です。

粂川

インフルエンザ、潜伏期間中の感染力

インフルエンザは、発熱などの症状の出る１日ぐらい前から、感染力があると言われています。

ただし、主な感染経路は飛まつ感せんであり、せきやくしゃみ等の飛まつで感染することがほとんどで、症状のない潜伏期間中の感染力は低いと考えられます。あまり、心配する必要はないと思われます。

問題となるのは、熱が下がって治った・・・と思った後の感染力で、熱が下がった後も数日は、飛まつによる感染力が残ると言われています。

予防のためにも、マスクの着用や手洗いに留意下さい。

粂川

インフルエンザが増えてきました

先週末ぐらいから、近隣の小学校や幼稚園でインフルエンザが増えてきています。

今年の特徴は、インフルエンザA型とＢ型が同時に増えてきていることです。また、A型の中にも２種類あって、A香港型と数年前に新型と呼ばれたＨ１Ｎ１の２種類が同時に流行ってきています。

つまり、３種類のインフルエンザが同時に増えてきていることになります。

症状や対策は、いずれもあまり変わりありません。手洗い、マスク、規則正しい生活等が、効果的な予防法になります。

粂川

嵐の前の静けさか

小児科の外来は今、比較的静かです。

ノロウイルスやインフルエンザが散発的に見られますが、ノロウイルスはピークを過ぎ、インフルエンザはまだ本格的な流行の前のようです。

これから、インフルエンザが増えてきそうです。

予防接種は専用時間帯を利用する等、対策をとってください。

粂川

都内でインフルエンザが増えてきています

東京都内ではインフルエンザが増えてきているようですが、クリニック周辺では幼稚園や小学校の流行はまだのようです。

２月上旬位に流行のピークが来そうです。

手洗い、マスクの着用、うがい等、感染予防に気をつけてください。

粂川

成人で、インフルエンザが増えてきています

内科の外来で、成人の方のインフルエンザが増えてきています。

小児科ではまだ患者さんは少ないのですが、これから幼稚園や小学校で流行する恐れがあるため、手洗いやうがいなどの予防対策はしっかり行ってください。

粂川

タミフル耐性のインフルエンザ

タミフル耐性のインフルエンザについて、報道が盛んにされています。

インフルエンザの治療に使用される、タミフルという薬が効きにくいインフルエンザが、これから増えてきそうです。

ただし、全く効果がないわけではなく効きにくいというだけですし、耐性のインフルエンザにかかったから重症になりやすいというわけではありません。

また、乳幼児には使用できませんが、吸入薬のリレンザやイナビルは効果があります。

そもそも、インフルエンザは薬を使用しなくても、自然に治癒する感染症でもあります。

過剰に不安視することなく、一般的な予防方法の、手洗いやマスクの着用にご留意ください。

粂川