プール熱（アデノウイルス感染症）に注意

近隣の幼稚園で、プール熱が出始めているようです。

プール熱はアデノウイルスによる感染症で、プール以外でも人から人へ飛まつ感染や接触感染します。タオルの共有などでも感染する為、注意が必要です。

４～５日続く高熱と目やにが主な症状です。ウイルスの感染症なので、抗生剤は効果がありません。薬は目薬や解熱剤など対処療法になります

非常に感染力が強いため、症状が良くなった後も最低2日間は、幼稚園や保育園をお休みしてください。

粂川

今週末の診療予定

明日１４日（土曜日）の夜は、私が杉並保健所（荻窪）で、小児科・内科の夜間救急の担当医になっています。

受付時間は、夕方５時～夜９時３０分までです。

小児科と内科は私が担当ですが、耳鼻科と外科の先生も診療しています。急病の際はご利用下さい。

また、今週末の杉並堀ノ内クリニックの小児科外来の担当は、土曜日は日大板橋病院から小児科専門医の先生が、日曜日は国立成育医療センターから小児科レジデントの先生がいらしてくれます。

お２人とも、最前線で活躍中の女性の先生ですので、安心して受診していただけると思います。

粂川

麻疹ワクチン、二期の接種率

本日の読売新聞に、小学校入学前の麻疹（はしか）ワクチンの接種率についての記事がのっていました。

厚生労働省の発表で、全国平均が８７．９％、東京都平均が８７．２％、杉並区が８８．８％、お隣の世田谷区はなんと９９．９％だそうです。
世田谷区と杉並区とでは、何が違うのでしょうか。

流行を防ぐ為には、９５％以上の接種率が必要です。つまり今のままでは、いつ流行がおこっても不思議はないという事です。

我々医療関係者の努力も必要ですが、行政にも広報のあり方などの対策を、考えていただきたいものです。

粂川

大きい1年生と小さな2年生

先日子供と一緒に、大きい1年生と小さな2年生、という児童書を読んでみました。

私の小学生の時〈うん十年前）の推薦図書だったのですが、今読んでも新鮮な内容で、お話のクライマックスは本当に感動的でした。

子供の反応も上々でしたが、親の私の方が夢中になって読んでしまいました。

友達とのかかわり合いの中で、子供の心はこんなふうに成長していくんだな・・・と改めて感じたのと同時に、今の子供たちに不足しているさまざまなものも見えてくる思いでした。

ぜひお子様と一緒に、ご一読を！

粂川

梅雨の過ごし方

東京は例年より少し早い梅雨入りをしたようですが、今日は久々にお日様の見える、おだやかな天気になりました。

大人の感覚だと梅雨時はなんとなく体調の悪い季節に感じますが、子供にとっては大きい流行の感染症は少なく、比較的元気に過ごせる季節です。

睡眠不足や食生活に気をつけて、じめじめした梅雨時を元気に乗り切ってください。

ただし喘息の方は、高温多湿のこの時季にダニが繁殖する為、発作が起こりやすくなります。

ダニ、ホコリ対策を徹底してください。

粂川

今週末の診療予定

明日6日（金曜日）の夜は、杉並保健所（荻窪）で、私が小児夜間診療の担当になっています。

夜7時30分～10時までの受付です。

施設の関係上、点滴は出来ませんが、喘息の軽い発作であれば吸入処置位であれば対応可能です。

また当院の週末の小児科診療ですが、7日（土曜日）は小高先生が学会出席でお休みのため、宗像　俊先生が代診になります。
宗像先生は、日大光が丘病院で現在ご活躍中の小児科医師です。宜しくお願い致します。

8日（日曜日）は、国立成育医療センターから女性のレジデントの先生がいらしてくれます。

週末は小児科診療の担当医が日替わりになりますが、いずれの先生も普段は大学病院などでご活躍中の小児科医師ですので、安心して受診してください。

粂川

下痢の患者さんが増えてます

小学生や幼稚園、保育園の下痢の患者さんが増えてます。

激しい嘔吐や高熱はあまりありませんが、水っぽい下痢が数日続くのが特徴です。

夏風邪のウイルスのエンテロウイルスやアストロウイルス等が原因と考えられます。

お腹と体を数日休めていただければ、自然とよくなるあまり心配のない病気ですが、小さいお子さんは脱水の心配もあるため、元気がないなど心配な症状があれば受診してください。

また夏場は、病原性大腸菌Ｏ１５７、サルモネラ、カンピロバクター、腸炎ビブリオ等の食中毒系の細菌性胃腸炎の流行る季節でもあります。

血便、高熱が続く、激しい腹痛など心配な症状があるようなら、早めに受診するようにしてください。

粂川