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杉並堀ノ内クリニック 小児科ブログ
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暑さと湿気のせいで、蚊による虫刺されの患者さんが目立つようになりました。

軽い症状のものなら薬局で売っている薬で充分なのですが、はれの強いものや数が多い場合は、掻き壊してとびひになったりするため、病院で処方する少し強めの塗り薬が必要になります。

予防は長袖、長ズボンの着用が有効なのですが、子供が熱がって嫌がることが多い為、なかなか上手くいきません。

薬局で売っている、虫除けスプレー等が有効でしょう。ただし効果は長くもたないため、こまめに塗ってあげて下さい。

痒くてつらそうな時は、アイスノンや濡れタオルなどで冷やしてあげるのも効果があるようです。

粂川



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最近、水いぼの患者さんが増えてきています。

水いぼは、特に治療をしなくても数ヶ月で自然によくなるウイルスの感染症なのですが、夏にかかると掻いてしまって‘とびひ‘になったり、プールに入れなかったりすることがあります。

皮膚と皮膚の接触で感染します。

当院の皮膚科では麻酔のテープを使い、ほとんど痛みなくとることも出来ます。

数の少ないうちの方が、痛みが少なく取れるようです。

あやしいなと思ったら、早めに皮膚科の先生に相談してみてください。

粂川
幼稚園や学校の検便で有名ですが、ぎょう虫症は現在でもよく見られる感染症で、けして過去の病気ではありません。学校の検査でも学年で何人かには認められる、ありふれた感染症です。

集団の中で人から人にうつる病気ですので、衛生状態がよくても感染してしまうことがあります。

怖い病気ではないのですが、肛門の痒みのため落ち着きがなかったり、集中力が低下したりすることがあるため、しっかりと治療をしたほうがいいでしょう。

治療法は簡単で、コンバントリンというお薬を2~3週間あけて2回のんでもらうだけで、ほとんどが良くなってしまいます。薬は成虫にしか効かないため(虫卵には効かない)、2回飲む必要があります。

両親などの家族にも感染している可能性があるため、家族揃って治療するのが有効とされています。

予防は、手洗い、爪を短く切る、下着の清潔、布団の日光干し、等です。

心配な症状があれば、ご相談下さい。

粂川

今日は台風の影響か、患者さんの少ない静かな外来です。

最近、近隣の保育園で、嘔吐と下痢を主症状とする胃腸炎が流行っています。冬場の胃腸炎ほど重症化することは少なく、比較的元気なことが多いのですが、下痢が1週間前後と少ししつこく続きます。

治療は消化の良い食事に気をつけていただく事と、整腸剤の内服になります。もちろん、抵抗力の強いお子さんであれば、数日で自然に良くなる病気です。

冬場は、ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス等の胃腸炎が流行ったのですが、この季節は検査してもこれらの有名なウイルスはあまり検出されません。

おそらく、アストロウイルス、等の皆さんあまりご存知のないようなウイルスが原因かと思われます。

予防法は、やはり手洗いとうがいになります。くれぐれもご注意下さい。

粂川

ここ数日寒い日が続きましたが、今日はやっと5月らしいさわやかな天気になりました。
異常気象でしょうか・・・。皆さん、体調管理には気を付けて下さい。

外来では、小学生で時々溶連菌感染症がいるぐらいで、大きな感染症の流行はなく比較的静かな日が続いています。

溶連菌感染症は、激しいのどの痛みと発熱が主な症状です。のどの検査で確定診断します。
抗生剤で比較的早く良くなるのですが、腎臓の合併症が時々あるため注意が必要です。

もしかしたら・・・、と思われたら早めの受診をお勧めします。

粂川
最近外来でも、日本脳炎ワクチンについてのお問い合わせが増えています。

3年ほど前に突然、ワクチンによる重篤な副反応の報告があったという事で、新しいワクチンが出来るまで、現在の日本脳炎ワクチンの積極的な推奨が中止になりました。
厚生労働省の表現で非常に誤解を受けやすいのですが、積極的に推奨されなくなっただけで、予防接種が中止になったわけではけしてありません。

基本的には、日本脳炎ワクチンは非常に安全なものと考えられています。重い副反応の報告も、因果関係ははっきりしていません。

ですから接種希望者は、同意書があれば公費で接種ができます。同意書は保健センターで簡単にもらえます。

Hibワクチンもそうですが、日本では新しいワクチンの導入がなかなか進みません。日本脳炎の新しいワクチンが3年以上たっても認められておらず、現在のところいつになるか全くわからない状況なのです。

日本国内では、日本脳炎の流行は今のところありませんが、散発例はあります。現在の低い接種率のままでは、いつ流行が始まってもおかしくない状況です。海外では、現在も流行している国が、アジアを中心にたくさんあります。
ちなみに、欧米の方が日本に長期滞在で来日する際は、日本は日本脳炎の流行地帯という事で、来日前に日本脳炎のワクチンを打つことが勧められています。

以上のような理由で、公費の使えるうちに(7歳6ヶ月までに)、日本脳炎の予防接種を3回受けて頂くことをお勧めしています。

蛇足になりますが、予防接種を受けることは、嫌々やらなくてはいけない義務的なものと考えられている方が多いようですが、公費(つまり税金)でできる子供が健康な生活を送るための権利でもあります。

本音を言うと、せっかく無料で出来るのに、やらないのはもったいないような気がするのですが・・・。

粂川

杉並区内の私立高校で、麻疹(はしか)にかかった生徒が複数確認され、現在学年閉鎖の状態になっているそうです。

まだ幼稚園や小中学校への流行の広がりはないようですが、早めに予防接種を受ける等の対応をしっかりとしておいてください。

予防接種についてのご質問等あれば、お気軽にお寄せ下さい。

粂川

  • ABOUT
杉並堀ノ内クリニック小児科医が情報をお届けします
  • プロフィール
HN:
粂川好男
年齢:
63
性別:
男性
誕生日:
1961/04/22
職業:
小児科医師
趣味:
育児、食べ飲み歩き
自己紹介:
小児科専門医
日本小児科学会
日本小児アレルギー学会
日本小児感染症学会
日本周産期・新生児学科
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