ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの接種再開

4月1日より、ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンの接種が再開となりました。

新聞等で報道された副反応の報告は、ワクチンとは別の原因によるものとの結論になりました。もともと重症の基礎疾患があったり、突然死などが含まれていたようです。

両ワクチンとも、海外では10年以上前から広く使用されており、日本でもすでに何百万本も接種されている安全なワクチンです。

同時接種も1本ずつの単独接種も可能です。

特に2歳未満の乳児は、早めの接種をお勧めします。

粂川

しつこい花粉症

今年のように花粉の飛散量が多いと、花粉症の薬を飲んでいるのに症状がなかなか安定しない、という方が増えてきます。

時として、抗ヒスタミン薬（アレルギーの薬）の種類を変えてみたら、症状が良くなる場合があります。

抗ヒスタミン薬といっても、商品名として、アレジオン、アレロック、アレグラ、ジルテック、クラリチン・・・・など、人によって微妙に効果が異なるようです。

粂川

子どもの水道水の使用について

水道水の放射能汚染について、遅ればせながら小児科学会の公式見解が発表されました。参考にしてみてください。

風評に惑わされず、冷静に対応してみてください。

（http://www.jpeds.or.jp/pdf/touhoku_6.pdf）。

4月1日から、小児用肺炎球菌とヒブの予防接種が再開になりそうです

朗報です。

まだ厚生労働省から正式な通達は来ていないのですが、一時中断になっていた小児用肺炎球菌とヒブワクチンの予防接種が、4月1日から再開になりそうです。

予約の受付は、正式な通達を待って4月1日から再開する予定ですので、もうしばらくお待ち下さい。

粂川

水痘とおたふくかぜ、予防接種の公費助成

杉並区では4月1日より、水痘とおたふくかぜの予防接種の一部公費助成が始まります。

1歳以上～小学校就学前の幼児が対象です。

水痘が6000円、おたふくかぜが4000円の助成が出るため、各病院で設定された金額から差し引いた額を病院に支払うシステムです。

ちなみに当クリニックでは、水痘もおたふくかぜも料金は6300円のため、水痘が300円、おたふくかぜが2300円で接種できるようになります。

この助成制度は、他の地域と比べても、充実している方だと思います。

粂川

質問の回答

地震の影響でバタバタとしていて、回答が遅れすみません。

水痘とおたふくかぜの予防接種ですが、どちらが先でもいいのですが、水痘のほうが感染力が強く、流行も大きくなりやすいため、水痘の予防接種を優先させた方がいいでしょう。

赤ちゃんの陰茎のケアですが、週に1，2回でいいので、皮を少しむいてあげて、お風呂で軽く洗ってあげてください。ただし、けして無理せずに、痛がらない程度にむいてください。

赤ちゃんの歯ですが、1歳になっても1本も生えてこない方も、結構います。元気な赤ちゃんであれば、生えてくるのが遅くても、まったく心配ありません。念のため、1歳6ヶ月健診では、歯科の診察をしっかり受けて下さい。

地震の影響、放射線の心配など、外来でも相談が増えてきています。首都圏に関しては、通常の生活で問題なさそうです。ご相談や情報などありましたら、お寄せ下さい。

粂川

予防接種の同時接種

予防接種の同時接種について、ご質問がありました。

日本小児科学会の公式見解や海外の例からすると、どの種類の予防接種も同時接種可能となっています。

ただし、現在の日本の予防接種事情ではまだ慎重論が多く、生ワクチン同士の同時接種は、効果面を考えてできるだけ避けることが多いようです。

水痘、おたふくかぜ、MRワクチン、BCG、ポリオは、生ワクチンになります。

当院でも、海外転勤などの特殊事情や両親の強い希望がある場合は、生ワクチン同士の同時接種を行うこともありますが、一般的には4週間以上あけて別々に接種するようにしています。

粂川