今夜は杉並保健所で、小児夜間の担当です

今夜は、荻窪の杉並保健所で、小児夜間救急の担当です。

受付は、夜の7時30分～10時までです。

急病の際は、ご利用ください。

粂川

成人の百日咳

成人の百日咳について、質問がありました。

数年前から、成人の百日咳がけして珍しくない病気であることがわかってきました。

普通の風邪薬ではなかなか治らない咳が何週間も長引くようならば、成人の場合、百日咳やマイコプラズマ感染症、結核などを考える必要があります。

成人の百日咳の場合、熱はあまりなく連続性のしつこい咳だけのことがあります。症状や血液検査で診断がつき、クラリス等のマクロライド系の抗生剤で治療をします。

成人の場合、肺炎など重症化することは少ないのですが、特に1歳未満の乳児に感染すると、肺炎や呼吸困難をおこすこともあります。

三種混合の予防接種で多くは防ぐことができるのですが、予防接種前の小さな赤ちゃんは注意が必要です。

特に周囲に小さな赤ちゃんのいる大人の方は、百日咳に注意してください。

粂川

ヒブワクチンが、なかなか入荷しません

ヒブワクチンの入荷が遅れているため、予約待ちの方が20名を超えてしまいました。

メーカー側の予測よりも接種希望者の数が多くなったため、フランスからのヒブワクチンの輸入が間に合わないようです。

当面、1ヶ月に1医療機関あたり3人分しか入荷しないそうです。メーカー側も、輸入の本数を増やす為にあれこれと努力している最中ですので、予約待ちの方はもう少しお待ち下さい。


粂川

子供の中耳炎

子供の中耳炎について、ご質問がありました。

保育園などの集団生活のお子さんの場合、3歳～4歳ぐらいまでは風邪に引き続いて中耳炎を繰り返す方が多いようです。鼻やのどの奥は、耳の奥の鼓膜とつながっているため、特に3歳ぐらいまでの小さいお子さんの場合、風邪に中耳炎はつき物と思われて間違いないようです。

ただし、中耳炎に対して抗生剤や鼓膜切開などの特別な治療は、高熱が続いたり耳だれが出たりする場合だけで、軽度の中耳炎であれば普通の風邪の治療と変わりありません。

基本的な治療は、風邪薬や鼻吸引などの処置で、鼻水や痰を体の外に出してあげることです。

中耳炎の初期であれば、小児科でも耳鼻科でもどちらでも対応は可能です。耳だれが出たり治りにくい中耳炎の場合は、耳鼻科の先生にお願いすることが多くなります。

中耳炎の予防や治療には、鼻吸引は大変有効です。当クリニックでも、鼻吸引は積極的に行っています。一般の診察の後に鼻吸引の処置になりますので、希望される方は診察時に遠慮なくおっしゃってください。あらかじめ予約を入れていただければ、それほど待たなくてすむと思います。

自宅でも、お風呂の後や寝る前に、市販の鼻吸引を使って吸ってあげてください。少々高いのですが、病院にある電動の鼻吸引機と同じ物が購入できますので、希望の方はおっしゃってください。

プールに関してですが、まだ小さい赤ちゃんの場合は、あまり無理をしないほうがいいと思います。病院でしっかり治癒したのを確認してから、再開したほうがいいと思います。

また何か不明な点などあれば、遠慮なく言ってください。

粂川

4月1日の水曜日、小児科休診にさせて頂きます

4月1日の水曜日は、私用のため小児科の外来を臨時休診にさせて頂きます。

ご迷惑をおかけして、申し訳ありません。

粂川

インフルエンザＢ型が少し下火になってきました

3月上旬に比べると、インフルエンザＢ型の勢いがやっと衰えてきたようです。

これから春休みに入れば、さらに終息に向かっていくと思われます。

そうは言っても、保育園や小学校でまだ散発的に患者さんが出ています。まだまだ注意が必要です。

粂川

お花見のシーズンも、花粉に注意してください

明日からの連休も気温が高くなりそうで、少々早いお花見に出かける方もいらっしゃると思います。

気温が高く風の強い日は、花粉が大量に飛び散ります。おまけに黄砂も飛んでいます。

お花見の最中も、目の保護等はお忘れないように。

尚連休中の小児科外来の予定は、明日の祝日は休診ですが、21日、22日の土日は通常どおり診療しております。


粂川