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杉並堀ノ内クリニック 小児科ブログ
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Hibワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンの安全性について、質問がありました。

まず、Hibワクチンと狂牛病の関係ですが、ワクチンの製造過程でウシ由来の成分が混入されている可能性はあるのですが、高度に精製されているため、狂牛病の心配はまずないとされています。
厚生労働省が狂牛病を恐れて任意接種にしているというのは、単なるうわさであり事実ではないでしょう。定期接種化が遅れているのは、好意に解釈すれば、予防接種に対して慎重すぎるからのようです。

小児用肺炎球菌ワクチンに関しては、アルミニウム塩や免疫増強剤が入っていることは事実ですが、これはワクチンの品質を保つために必要なものであり、人体に害になるようなものではありません。
接種部位が腫れやすくなったり、接種後の発熱の頻度が少し高くなるようですが、これらは後遺症の心配のない一次的な軽度の副反応と考えられています。

副反応を強調した情報も多いため不安に感じると思うのですが、海外の100カ国以上もの国ですでに定期の予防接種となっているものです。安全性は高いものと思われます。

粂川

 

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  • ありがとうございました
あじさい 2010/06/17(Thu)15:04:43 編集
先生のお話を伺って安心いたしました。
ワクチンの情報は様々で、どれが本当なのか迷います。
こうしたワクチンが定期接種になってくれればと思います。
ありがとうございました。
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杉並堀ノ内クリニック小児科医が情報をお届けします
  • プロフィール
HN:
粂川好男
年齢:
63
性別:
男性
誕生日:
1961/04/22
職業:
小児科医師
趣味:
育児、食べ飲み歩き
自己紹介:
小児科専門医
日本小児科学会
日本小児アレルギー学会
日本小児感染症学会
日本周産期・新生児学科
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