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杉並堀ノ内クリニック 小児科ブログ
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子供の中耳炎について、ご質問がありました。

保育園などの集団生活のお子さんの場合、3歳~4歳ぐらいまでは風邪に引き続いて中耳炎を繰り返す方が多いようです。鼻やのどの奥は、耳の奥の鼓膜とつながっているため、特に3歳ぐらいまでの小さいお子さんの場合、風邪に中耳炎はつき物と思われて間違いないようです。

ただし、中耳炎に対して抗生剤や鼓膜切開などの特別な治療は、高熱が続いたり耳だれが出たりする場合だけで、軽度の中耳炎であれば普通の風邪の治療と変わりありません。

基本的な治療は、風邪薬や鼻吸引などの処置で、鼻水や痰を体の外に出してあげることです。

中耳炎の初期であれば、小児科でも耳鼻科でもどちらでも対応は可能です。耳だれが出たり治りにくい中耳炎の場合は、耳鼻科の先生にお願いすることが多くなります。

中耳炎の予防や治療には、鼻吸引は大変有効です。当クリニックでも、鼻吸引は積極的に行っています。一般の診察の後に鼻吸引の処置になりますので、希望される方は診察時に遠慮なくおっしゃってください。あらかじめ予約を入れていただければ、それほど待たなくてすむと思います。

自宅でも、お風呂の後や寝る前に、市販の鼻吸引を使って吸ってあげてください。少々高いのですが、病院にある電動の鼻吸引機と同じ物が購入できますので、希望の方はおっしゃってください。

プールに関してですが、まだ小さい赤ちゃんの場合は、あまり無理をしないほうがいいと思います。病院でしっかり治癒したのを確認してから、再開したほうがいいと思います。

また何か不明な点などあれば、遠慮なく言ってください。

粂川




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杉並堀ノ内クリニック小児科医が情報をお届けします
  • プロフィール
HN:
粂川好男
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1961/04/22
職業:
小児科医師
趣味:
育児、食べ飲み歩き
自己紹介:
小児科専門医
日本小児科学会
日本小児アレルギー学会
日本小児感染症学会
日本周産期・新生児学科
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