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杉並堀ノ内クリニック 小児科ブログ
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最近外来でも、日本脳炎ワクチンについてのお問い合わせが増えています。

3年ほど前に突然、ワクチンによる重篤な副反応の報告があったという事で、新しいワクチンが出来るまで、現在の日本脳炎ワクチンの積極的な推奨が中止になりました。
厚生労働省の表現で非常に誤解を受けやすいのですが、積極的に推奨されなくなっただけで、予防接種が中止になったわけではけしてありません。

基本的には、日本脳炎ワクチンは非常に安全なものと考えられています。重い副反応の報告も、因果関係ははっきりしていません。

ですから接種希望者は、同意書があれば公費で接種ができます。同意書は保健センターで簡単にもらえます。

Hibワクチンもそうですが、日本では新しいワクチンの導入がなかなか進みません。日本脳炎の新しいワクチンが3年以上たっても認められておらず、現在のところいつになるか全くわからない状況なのです。

日本国内では、日本脳炎の流行は今のところありませんが、散発例はあります。現在の低い接種率のままでは、いつ流行が始まってもおかしくない状況です。海外では、現在も流行している国が、アジアを中心にたくさんあります。
ちなみに、欧米の方が日本に長期滞在で来日する際は、日本は日本脳炎の流行地帯という事で、来日前に日本脳炎のワクチンを打つことが勧められています。

以上のような理由で、公費の使えるうちに(7歳6ヶ月までに)、日本脳炎の予防接種を3回受けて頂くことをお勧めしています。

蛇足になりますが、予防接種を受けることは、嫌々やらなくてはいけない義務的なものと考えられている方が多いようですが、公費(つまり税金)でできる子供が健康な生活を送るための権利でもあります。

本音を言うと、せっかく無料で出来るのに、やらないのはもったいないような気がするのですが・・・。

粂川
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  • 日本脳炎・自費の場合
ととママ 2008/10/29(Wed)09:13:35 編集
初めまして。日本脳炎で検索してこちらへたどり着きました。
うちの子供は7歳7ヶ月です。
現在日本脳炎の予防接種は積極的な推奨を避けているようですが、やはり今後のことを考えると受けたほうがよいのかなと思っています。
しかし、うっかりしていて追加摂取を受け損ねてしまいました。
今からでは自費で受ける事になるのでしょうが、新薬を待つほうがいいのか、以前に2回受けたことのある現行の薬を打つほうがいいのか迷っています。
『新薬は安全とはいっても本当に安全かどうかわからない。来春には出来上がるというが、今までも散々延びてきている』という不安が頭をよぎります。
周りのお母さん達にきいても受ける方は公費の時期に受ける、一方受けないと断言される方、さまざまです。
私のように公費を逃してしまった場合は現行薬にするか新薬にするか、先生のお考えを教えて下さい。
長文失礼いたしました。
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  • プロフィール
HN:
粂川好男
年齢:
56
性別:
男性
誕生日:
1961/04/22
職業:
小児科医師
趣味:
育児、食べ飲み歩き
自己紹介:
小児科専門医
日本小児科学会
日本小児アレルギー学会
日本小児感染症学会
日本周産期・新生児学科
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