鼻がつまって口呼吸になったり、のどが真っ赤に腫れているため、口臭が強くなることがあります。
そのような風邪の症状がなくても、ミルクや食事の臭いが残って、口臭を感じることがあります。
いずれにしても、赤ちゃんの口臭の場合、あまり心配なものはないと思います。
食欲があって機嫌も良ければ、多少の口臭はよしとしてあげてください。
粂川
インフルエンザの予防接種の効果について、ご質問がありました。
乳幼児の場合、成人に比べると予防接種の効果が劣ることは確かで、抗体がつく確立は5割~7割位といわれています。そのため予防接種の効果に対して、疑問をもたれている方も少なくありません。
小児科学会などの専門機関では、感染を防ぐと言うよりも、少しでも重症化を防ぐ目的で接種を勧めています。
予防接種をうっておけば大丈夫・・・という過大な期待は持てませんが、うっておいた方が重症化を防ぐ確率が高くなることは確かなようです。
国立感染症研究所や厚生労働省のホームページにも、ワクチンに関する情報が出ています。参考にしてみてください。
粂川
現在クリニックは、インフルエンザの予防接種の患者さんでにぎわっていますが、幸いインフルエンザの流行は全国的にまだ起きていません。
北海道や老人ホームなどでは、散発的な発生はあるようです。今年検出されているインフルエンザの型は、A香港型と新型の2種類のようですが、両方とも今シーズンのワクチンの中に含まれている種類です。
年内であれば、ワクチンの接種は間に合いそうです。子どもの場合は、1週間から4週間あけて2回接種ですので、まだ受けていない方はそろそろ計画を立ててください。
粂川
毎年この時期になると、ノロウイルスの患者さんが急に増えてきます。
皆さん、充分な手洗いに、ご留意下さい。
粂川
よく間違えられるのですが、Hibと小児用肺炎球菌の追加接種の時期は、微妙に異なります。
Hibは、3回目の接種終了後の約1年後に追加接種を、小児用肺炎球菌は、3回目接種終了後60日以上あけて、1歳~1歳3ヶ月の間に追加接種を受けて下さい。
1回目から3回目までは、Hibと小児用肺炎球菌は同時接種になることが多いのですが、追加接種に関しては別々になります。
粂川
そのため、身の回りの世話をする保護者への接種が勧められています。ただし、接種しないよりもわずかに重症化予防の効果は期待できるため、ご心配な方は接種した方がいいでしょう。
1歳過ぎてからの予防接種ですが、この季節に関してはインフルエンザを優先させ、その後早めにMRワクチンを接種するようにして下さい。
粂川
今年のワクチンは、新型、A香港、B型の3種類のインフルエンザに対応したものになっています。
接種時期は、10月中に1回目、11月中に2回目を接種するように、計画をたてるとよいと思います。
粂川
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