豚インフルエンザ

テレビ等でも豚インフルエンザの話題でもちきりです。、詳細は今後はっきりしてくると思いますが、今確実にわかっていることは、豚肉は普通に加熱調理すれば安全ということと、タミフルやリレンザといった今までのインフルエンザの薬は効果がある、ということぐらいだと思います。

今後、正確な情報が待たれるところです。

粂川

静かな外来です

4月に入って気候が安定しているためか、小児科は静かな外来が続いています。

子供にとって比較的体調の良い季節は、予防接種を受ける絶好の機会です。

MRワクチン、水痘、おたふくかぜ、三種混合など、予防接種の予定を確認してみてください。

粂川

MRワクチンの予防接種はお早めに

1歳になった赤ちゃん、幼稚園・保育園の年長さん、中学1年生、高校3年生になった方は、MRワクチンの接種対象者です。

子供にとって、春から夏にかけては風邪の大きな流行もなく、比較的体調の良い時期です。MRワクチンの予防接種の対象者は、できるだけ早めに接種を受けてください。

特に中学1年生と高校3年生の昨年度の接種率は低く、東京都では接種漏れの方が半分近くいたそうです。

当院では、日曜日も予防接種の予約を受け付けています。お忙しい方は、ご利用ください。

粂川

ロタウイルス胃腸炎が流行りそうです

4月にはいって、ロタウイルス胃腸炎の患者さんが少し目立ってきました。

近隣の保育園で、乳児を中心に流行っているところもあるようです。

しつこく激しい下痢が特徴ですが、水分がある程度とれていて、活気があれば救急の病気ではありません。

嘔吐がないようなら、乳幼児用のイオン水などを、少量ずつ頻回に与えてあげてください。

赤ちゃんだけでなく、小学生やお母さん方にもうつることがありますから、手洗いはお忘れなく。

粂川

中野区で水痘とおたふくかぜの予防接種が公費助成されるそうです

お隣の中野区では、この4月から、水痘とおたふくかぜの予防接種に、公費助成が出るようになったそうです。

水痘は6000円、おたふくかぜは4000円を、区が負担してくれます。

小児の予防医学的な観点からは、非常に歓迎すべきことです。

杉並区でも同様の政策が、期待されるところです。

粂川

成人の百日咳

成人の百日咳について、質問がありました。

数年前から、成人の百日咳がけして珍しくない病気であることがわかってきました。

普通の風邪薬ではなかなか治らない咳が何週間も長引くようならば、成人の場合、百日咳やマイコプラズマ感染症、結核などを考える必要があります。

成人の百日咳の場合、熱はあまりなく連続性のしつこい咳だけのことがあります。症状や血液検査で診断がつき、クラリス等のマクロライド系の抗生剤で治療をします。

成人の場合、肺炎など重症化することは少ないのですが、特に1歳未満の乳児に感染すると、肺炎や呼吸困難をおこすこともあります。

三種混合の予防接種で多くは防ぐことができるのですが、予防接種前の小さな赤ちゃんは注意が必要です。

特に周囲に小さな赤ちゃんのいる大人の方は、百日咳に注意してください。

粂川

ヒブワクチンが、なかなか入荷しません

ヒブワクチンの入荷が遅れているため、予約待ちの方が20名を超えてしまいました。

メーカー側の予測よりも接種希望者の数が多くなったため、フランスからのヒブワクチンの輸入が間に合わないようです。

当面、1ヶ月に1医療機関あたり3人分しか入荷しないそうです。メーカー側も、輸入の本数を増やす為にあれこれと努力している最中ですので、予約待ちの方はもう少しお待ち下さい。


粂川